
おはようございます。
小鳥遊汐里(たかなし・しおり)です。
「縁結曼荼羅(えんむすびまんだら)」「算数曼荼羅(さんすうまんだら)」という
細密画を描いています。
普段はアートについて記事を書くことが多いのですが
今回は少し真面目にお金の話。
◯ 仕事を減らされた方へ
今年の春に始まった新型コロナの影響で
仕事が減った労働者も多いに違いありません。
そんな人々を救うべく政府は給付金・支援金の制度を
7 月に制定しました。
その制度に対象となるのは以下のとおりです。
・期間 : 2020 年 4 月 1 日 〜 12 月 31 日
・上記期間中に新型コロナウィルスの影響で仕事を減らされた
・その休業に対する「休業手当」を受けとっていない
この制度の対象となった場合
休業前賃金の 8 割を受けとれます。
日額の上限は 11,000 円。
素晴らしい制度ではあるのですが
「契約上払うべき金額はいくら。
新型コロナの影響でいくらに減って……」
……という計算が必要でした。
シフト制の雇用契約の場合
その計算は簡単にはできません。
申請もしづらくなっていました。
◯ どう改善されたの?
10 月末日
上記の制度に改善がされました。
「うちが拡大を求めた結果だ」
……という共産党の主張は脇に置いておいておきましょう。
具体的な改善案の説明です。
まず一段階目の条件です。
週の勤務日数・勤務時間の契約がある。
あるいはシフト表が出ていて本来働くべきだった日数が明確。
シフト制の場合これらの上記を満たすことは
簡単ではありません (二回目)。
上記の条件を満たせていなくても
以下の条件さえ満たせれば
申請が可能になりました。
4 日以上働いた月が 6ヶ月以上
かつ「新型コロナウイルスによる影響がなければ
該当月に同様の仕事をさせていた」意図が事業者にある
繰り返しますが「月に 4 日以上」です。
「週に 4 日」ではありません。
適用となる範囲が広がった旨が周知されれば
多くの申請がなされるに違いありません。
なお「 6ヶ月」という条件が
連続している必要があるのかは判りません。
◯ 申請に必要な書類
必要となる書類は以下の 5 つです。
(1)支給申請書
(2)支給要件確認書
上記ふたつは
厚生労働省のサイト
新型コロナウイルス感染症対応休業支援金・給付金 から
ダウンロードをお願いします。
(3) 本人確認書類
運転免許証やパスポートなど
(4) 振込先を確認書類
キャッシュカード・通帳のコピー
(5) 休業前および休業中の賃金の状況を証明できる書類
会社に作ってもらうようお願いしましょう。
ご紹介が遅くなって申し訳ないのですが
締め切りは 12 月末。
確実かつ迅速に給付・支給を受けためにも
雇用している会社への協力を得られそうなら
お願いしてみてください。
わざわざ政府がいい制度を用意してくれたのです。
該当している方はどんどん申請してきましょう。
もしかしたら
「たかだかこれぽっちのお金で面倒くさいなぁ」
……と考えている方もいるかもしれません。
税金の使い道には「予算」というものがあります。
予算に対して申請が少なかった場合
厚生労働省は似た制度を作らなくなるかもしれません。
少なくても消極的にはなるでしょう。
次世代の人たちのためにも申請をお願いします。
◯ 参考情報
厚生労働省 : 新型コロナウイルス感染症対応休業支援金・給付金
写真
金欠に苦しむ貧困女子の写真素材
モデル : 千歳 嬢
Photo by すしぱく 氏
◯ ぼやき
多くの非正規雇用が対象になるであろう
すばらしい制度がどうして新聞やテレビで報道されないのでせう?
◯ 〆の挨拶
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