ご無沙汰しております。
小鳥遊汐里(たかなし・しおり)です。
細密画「縁結曼荼羅(えんむすびまんだら)」「算数曼荼羅(さんすうまんだら)」を
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前振り
さて。
小鳥遊は個人事業主です。
銀行や信用金庫に預けるよりも
もっと効率のいい個人事業主向けの貯金方法を見つけました。
それは「小規模共済」。
この記事で特徴をご説明していきます。
なお
それなりに調べて書いてはいますが
専門家ではないので間違いが含まれているかもしれません。
故意・過失問わず文章に間違いがあったとしても
小鳥遊は責任を取れません。
その点ご理解のうえ
ご笑読くださいませ。
「小規模共済」の公式サイトはこちら。
https://www.smrj.go.jp/kyosai/index.html
◯ 「小規模共済」って何?
個人事業主や小さい会社の役員には退職金がありません。
現役の間に自主的に積みたてて
廃業時に「退職金」として受けとる制度です。
納付します掛金ですが厚生年金と違って
収入に応じ自動的に決まるわけではありません。
1ヶ月あたり 1000 円から 7 万円まで自由に決められます。
無理のない金額に設定しましょう。
以下の説明は個人事業主に向けて書きますが
小規模の会社の役員でも対象になります。
ご留意くださいませ。
メリット 1 確定申告で控除になります
個人事業主に必須の確定申告。
小規模共済に納付した掛金が
そのまま控除になります。
今年 10 万円支払っていた場合
10 万円の控除になります。
こんな特権を使えるのも
中小機構が国の機関だから。
儲けの少ない個人事業主にとっては
メリットは感じられないかもしれませんが。
メリット 2 お金を借りられます
月 1 万円の納付でさえきつい個人事業主も
多いでしょう。
事業にお金が必要となった際に
共済に払ったお金を担保に年間 1% 前後の
低利子で借りることができます。
利率は借りる目的に応じて変わります。
遊ぶ目的での借入は難しいかもしれません。
3 つの受給方法
「控除がついてもメリットがない場合
掛金を納付しないで
銀行に預けておく方がいいのでは?」
そのような不安をお持ちかもしれません。
戻ってくる金額を具体的に説明しましょう。
主な 3 つの状況をご説明します。
共済金
個人事業主が廃業したり死亡した場合
請求ができます。
こうして戻ってくるお金が「共済金」です。
納付期間 6 ヶ月未満は掛け捨てで
以後 36 ヶ月未満なら支払った金額(掛け金)と同額。
さらに払いつづけますと
戻ってくる金額はどんどん増額していきます。
例えば 5 年間の納付で共済金は
掛金の 2% 増しとなります。
準共済金
個人事業主が法人化して加入資格を失った場合に
戻ってくるお金を「準共済金」と呼びます。
納付期間 12 ヶ月未満は掛け捨てで
以後 222 ヶ月未満なら同額。
納付期間がそれ以上になりますと増額していきます。
解約手当金
掛金の長期滞納・任意解約
あるいは法人化して加入資格は残っているのに解約する
……等々自分の都合で「辞めた」とする場合
「解約手当金」として戻ってきます。
納付期間 12 ヶ月未満は掛け捨て。
詳細な計算は省きますが
納付した金額と同額になるまで
「準共済金」よりも長期の納付期間が必要となります。
共済金(解約手当金)について
小規模企業共済制度 (4) ~ 共済金・解約手当金の受取額、税法上の区分 ココホレ!
詳細な計算をされる場合 加入シミュレーション もあります。
要約
本人なりに精一杯頑張っても
事業が立ちゆかなくなったり
他に転職せざるを得なくなることもあるかもしれません。
あるいは心身その他の理由で事業を辞めざるを得ない
状況に陥るかもしれません。
そんな場合でも共済に 6 ヶ月以上納付していれば
掛金全額が戻ってきます。
法人化できそうな程の収入のある個人事業主なら
先に法人化してから加入するのも賢い方法でしょう。
この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
写真データ
作品名 : 満開の桜を見上げる女性の写真素材
Photo by Mizuho さま
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