おはようございます。
小鳥遊汐里(たかなし・しおり)です。
「縁結曼荼羅(えんむすびまんだら)」
「算数曼荼羅(さんすうまんだら)」という細密画を
描いています。
◯ 古典的な名作映画お好きですか?
「七人の侍」 という映画があります。
この映画の核の部分は
以後多くの物語に受けつがれてきました。
ひと癖ある凄腕のスーパーヒーローが主人公になって
同じ位の達人を集めて
少数精鋭のエリート部隊を作り
( あるいはひとりで )
壮大な目標に向かっていく物語
某漫画雑誌のキーワード 「努力」「勝利」「友情」 と
親和性が高いこともあって
この雑誌の漫画で好んで使われてきました。
個性的な 「能力」 を持ったサムライが
描写されてきました。
( 以後の表現を含め特定の性を上にあるいは下に
見る意図がない旨をお断りしておきます )
握り拳から金属製の爪を出せる男
身体の長さを自由に変えられる少年
目の前の相手を「本」に変えてしまう漫画家…… etc
……。
そういえば「岸辺露伴」が
主演するドラマが年末に放送されます。
メインの話とは関係ありませんが。
閑話休題
舞台上のスーパーヒーロー達は
視聴者・読者よりも 「上」 の存在。
そんな彼らが壮大な目標に向かって進んでいきます。
◯ 「だめな人」の物語
「七人の侍」的でない物語もあります。
ご紹介しましょう。
時代設定は現代。
主人公はごく普通の平凡な男性。
決してイケメンではありません。
有能な技術を持っているのかもしれませんが
働いているシーンはほとんど描写されません。
描写されている部分だけで「七人の侍」と比較しますと
申し訳ないのですが「だめな人」です。
高橋一生 氏に「怪演」していただきたいです。
ふとしたきっかけで彼は
ある決意をします。
第三者にとってはどうでもいい
個人的な目標のため
全く未経験の新しい「舞台」に飛びこみます。
吸血鬼とは戦いません。
世界の危機も救いません。
スーパーヒーローにもならないし
子どもの夢にも出てきません。
一般的な読者・視聴者よりも「下」 な主人公が
多くの人が達するであろう平均・中間値を目指して
ドタバタを繰り広げるコメディです。
失敗の連続ですが
簡単には諦めません。
◯ 某漫画雑誌のキーワード
前にもご説明しましたが
某漫画雑誌のキーワードは 「努力」「勝利」「友情」 。
平均より遥か下の主人公は
冒頭「下の下」から「下の中」には向上します。
「努力」「勝利」的要素です。
「友情」的要素をご紹介しましょう。
主人公には
有用な助言をくれるアドバイザーから
単なる冷やかしまで
数十人以上の仲間がいます。
彼らとの間に信頼や友情があります。
特筆したいのはこの後。
主人公の頑張りと並行して
彼の言動に影響・感化されて
それまで踏みだせなかった最初の一歩を
仲間達が踏み出す様子も描写されています。
その「一歩」の描写が大げさすぎず素晴らしいのです。
「七人の侍」的な物語の主人公達のような存在に
視聴者・読者は「尊敬」を抱くでしょう。
この物語の主人公に抱くのは 「共感」。
同情かもしれません。
「仲間が最初の一歩を踏み出す」という描写に
説得力を与えてくれます。
◯ 小鳥遊の場合
当ブログと並行して
小鳥遊は Twitter に
「縁結曼荼羅」「算数曼荼羅」を描く過程を
動画で公開しています。
200 回を超えました。
フォロワーさんのおひとりが
「小鳥遊に影響された」
……と似たことを始めてくださいました。
いい絵を描いていらっしゃいますので
このことがきっかけで
絵が広まって有名になられるに違いありません。
少しでも貢献できたのなら嬉しいです。
◯ 写真データ
モデル : 佐竹パイナップル 嬢
Photo by すしぱく 氏
◯ 〆の挨拶
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