概要
こんばんは。
5月4日(土)から6月6日(金)まで
ブラッケンハイムに滞在していました。
おかげさまで
怪我なく無事帰国。
強いて云っても
風邪をひいて2~3日寝こんだ程度。
帰国して
ひと息つきましたので
1ヶ月余の滞在を振りかえってみます。

格差のない社会
ゲスト向けの建物がありまして
そこに10人程度が寝泊まりしていました。
少人数ですが
「社会」と表現いたします。
構成しているメンバーの中に
「ボス」も「リーダー」もいません。
全員平等です。
各ゲストに個室あるいは相部屋が与えられて
寝泊りをします。
パンや食材の保管所がありまして
中のものは自由に食べてかまいません。
「住」「食」の次は「衣」。
共有の洗濯機があるのはもちろん
農作業用の衣類まで
用意してありまして
自由に着ることができます。
そこまで平等なのです。

両替をしにバスに乗っていった街の
歴史ありげな教会
報酬も罰もなく
次に強調したいのがこちら。
ホストから金銭的な報酬はありません。
ここまでは事前の約束の通り。
加えて罰(ペナルティ)もありません。
各メンバーには「日々の業務」が
与えられるのですが
少しぐらい手を抜いたり
やるべき業務をサボっても
注意されません。
けれども
どんな人が担当でも
「特にやるべき重要な業務」は
きちんとこなされていました。
「重要なことは何か?」
……と周囲を察する判断は
きっちりされていたのが印象的でした。
話は跳びますが
信賞必罰な組織といえば
軍隊です。
人の生き死にがかかっているのですから
当然なのですが。
軍隊では
新兵を徹底的に罵倒して教育します。
ブラッケンハイムのメンバーは
大きく異なっていました。
ボランティア同士がお互いに助けあいます。
上下関係はもちろん
罰や報酬もありませんでした。

シュトゥットガルト中央駅周辺から観た景色
建設用のクレーンが観えます
代わりにあったもの
罰のない状況では
どんどん手を抜いていきそうで
心配になるかもしれません。
大丈夫。
自制して
締めるべきところは締めて働いていました。
多くの職場は
(少なくても小鳥遊が属してきたものは)
お金はもらえましたが
自主的に貢献することは
ほぼありません。
逆にブラッケンハイムの滞在中は
組織への愛だったり
お互いへの敬意で
積極的に助けあっていました。
おかげで楽しく快適に過ごせました。
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なお
期間限定で皆さまからの前にて
ドイツ滞在に関する質問を受けつけます。
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どうぞよろしくお願いします。
ありがとうございました。
小鳥遊 汐里 拝