おはよようございます。
小鳥遊汐里(たかなし・しおり)です。
ドイツ南部に位置するブロッケンハイムに来て
早いもので3週間が経ちました。
いろいろと考えたことを記載します。
来たばかりの頃
ブラッケンハイムに来て
共同生活を始めたばかりの頃
正直すごく辛かったです。
辛さを軽減しようとインターネットに
頼ることを決意。
現状に似ている単語「留学」と入力した途端
次に「辛い」という単語が出てきました。
「この辛さを味わっている人は
けっこう多いんだ」
……と安堵したのを覚えています。
挨拶やアプローチをされて
悪い気分になる人はいない。
積極的に話しかけるべし。
共同生活をしている8人に
日本から来た人(「アジア圏から来た人」でさえ)
ひとりしかいなかったこと。
日本が興味を持たれていることから
ラーメンズの日本文化を紹介する動画を
ご紹介しました。
英語の字幕もついています。
大ウケでした。
台南での滞在と比べて
同様の手段で
昨年末にも台南に滞在していました。
その時と比べてみましょう。
台南ではホステルの壁に
「絵」を描いていました。
その時の動画はこちら。
ひとり作業な点は
現在も同じです。
ただし……
台南では全ての食事が
支給されたわけではありません。
では支給されなかった食事をどうするか?
外に食べに行っていました。
安くて美味しい食事を満喫できたのは
良かったのですが
一緒に滞在していた人達と
仲良くなる必要はありませんでした。
今回(ブラッケンハイム)の滞在では
三食が提供されます。
各自の寝室はありますが
台所は共有です。
加えて
「平日の昼食は皆で」
……というのが基本ルール。
すごい濃い人間関係になります。
それがストレスになりかけた旨は
前述したとおり。
快適故の居心地の悪さ小鳥遊は英語ができません。
それ故に
一緒に暮らしている人達との
コミュニケーションにハンディキャップがあります。
それを逆手にとって
相手の言説を
なるべくシンプルに理解するように
してみました。
そのおかげで現在快適です。
(タイトルにも書きましたが)
快適であるが故に居心地の悪さも抱いています。
現在はずいぶん軽減されましたが。
例え話を使ってご説明しましょう。
クラスで人気者のイケメンに
漠然と憧れているヒロイン。
波乱万丈な展開があった後
突然(ヒロイン本人にとっては)
そのイケメンから告白されたとします。
……少女漫画にありがちな展開です。
このような状況で
スムーズに告白を受けいれて
ハッピーエンドになるでしょうか?
なかなかなりづらいでしょう。
人体には「ホメオスタシス」という
一定の状態を保とうとする作用が働きます。
心も同様。
「そこまで自分がモテるわけではない」
……というセルフイメージから脱却しないと
居心地の悪さから脱却できません。
現在の小鳥遊の心境も似ています。
そうホストに頼んで
許可されました。
昨年末からやり取りをしていて
3月に飛行機を予約したのですが
その頃も実現化するか半信半疑。
不安を抱いていませんでした。
いざブラッケンハイムに来て
「絵」を描きはじめます。
(来た当時の気持ちは前述のとおり)
周囲の人たちと少し仲良くなりはじめ
アーティストとして敬意を
払われるようになります。
それだけではありません。
共同生活を一緒にしている人たちが
人生を謳歌しているのです。
昼食後は
ゆっくり食休みを取り
果ては夜に音楽をかけて踊りだしたり。
ここまでの「自由さ」が
平均的な欧米人のものなのか
たまたま
ここに滞在している人独自のものかまでは
判りませんが。
端的にいって
快適です。
慣れていないので
居心地の悪さからも免れられません。
悩んでいたら
ふと思いだしました。
その当時
「誰でもできる(故に時給の低い)」
……アルバイトをしていました。
にも関わらず
仕事の出来の悪さに
あまりに居づらくなって
短期間で辞めてしまったのです。
雇用側もひき止めようとしなかったので
その程度だったのでしょう。
現在の宿泊先から出ていくところまでは
簡単ですが
改めて飛行機を取るにしろ
有料の宿泊先に移るにしろ
経済面を考えると安易には
行動できません。
関根勤氏並みにくどいかもしれませんが
居心地は快適です。
「何も進歩がない」
……と悩む時もあります。
逆に考えるようにしましょう。
・自分の言動によって居心地を
悪くしなかった。
・ホストから嬉しくない指摘を
受けなかった。
・帰国を検討するような大病を
患わなかった。
……等々なかったことを
数えることにしました。
一日経てば
一日分成長を実感できるわけです。
モデルになってもらいました
最後に。
同じ滞在先にいる女性に
小鳥遊の「算数曼荼羅」Tシャツの
モデルになってもらいました。
仲良くなれた証左として
ご紹介。
着ている服はこちら。